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【家庭向け】10GbE(10ギガビットイーサネット)対応のルーター&ネット回線

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BSH-10G08(10GbE対応)

画像:BSH-10G08|IODATA

 

最近エンジニアの仕事で10GbE(10ギガビットイーサ)の通信規格に触れることが多くなってきました。

 

あと10年もすれば企業システムだけではなく一般家庭にも完全に普及しそうな予感がしていますが、今でも10GbEは買おうと思えば買えなくないレベルまできている気がします。

 

ということで今回の記事では個人家庭でも価格帯的にギリギリ手が届きそうな「10GbE対応の市販ネットワーク製品」をまとめてみました。

 

 

10GbE(10ギガビットイーサ)とは?

10GbE(10ギガビットイーサ)とは、最大伝送速度が10ギガビット/秒の通信規格のことです。

 

10ギガビット/秒を僕たちユーザーにとって馴染み深いバイト表記(GB)に直すと、1.25GB/秒の通信速度になります。

 

現在の通信規格の主流は1GbE(1ギガビットイーサ)なので、10GbEは1GbEの10倍もの高い通信性能をもつのが特徴でありかつメリットといえます。

 

仮にもし以下のような大容量動画ファイルを落とそうする場合、理論上は2秒弱でダウンロードが完了できるような通信規格が10GbE。男のロマンを感じる。。。

 

(大容量ファイルも一瞬でダウンロード)

大容量ファイルも一瞬でダウンロード

 

10GbEの利用用途・必要性

男のロマンとは言ったものの、個人ネットユーザーにとって10GbE対応の製品を持つことには現状あまりメリットがありません。

 

というのも、こちら(パソコン)側が10GbEの伝送規格に対応していたとしても、

  • インターネット回線の帯域(伝送路の太さ)
  • Webサーバー側

のそれぞれが10GbEに対応してない限り、10Gbpsの伝送速度でデータをやりとりする機会があまりないからです。

 

もし個人での10GbEの利用用途をあげるなら、家庭内LANにおけるネットワークストレージ(つまりNASファイルサーバー)での利用でしょうか。

 

10GbE対応の市販ネットワーク製品

以下に10GbE対応の市販ネットワーク製品をまとめてみました。

「他にこんなのもあるよ」というコメントなどを頂けるとうれしいです。

 

LANケーブル(カテゴリー7)

【エレコム】LD-TWST

 

なんの変哲もないカテゴリー7のLANケーブルです。LANケーブルは製品として差別化しにくいですね。

 

ルーター

まだ10GbE対応の市販ルーターはどのメーカーからもリリースされていません

 

ネットワークインターフェースカード(NIC)

【intel】X540-T2

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intel製の10GbE対応NICがこの「X540-T2」。

 

下記で紹介する2社製(BUFFALO、IODATA)のものとは違って2ポートあるため、リンクアグリゲーションでポートを束ねて20Gbpsにできます。

 

安心安全のintelブランドだけあってか購入者の評価が非常に高い傾向がある反面、他社製品より製品単価がグンと高いです(定価:113,161円)。

 

とはいえ最近はお求めやすい価格で安売りされていることが多いので(1万円~3万円台とブレがある)、NICに迷ったらこれにするのがおすすめです。

 

【玄人志向】GBEX-PCIE

 

玄人志向製の10GbE対応NICがこの「GBEX-PCIE」。

 

上記のintel製「X540-T2」と比べて製品単価が圧倒的に安い(定価:21,600円)のはもちろんメリットなんだけど、消費電力量=発熱量が小さいという特徴もあります。

 

パッケージ品ではなくバルク品なので包装は簡素だけど、ドライバーCDなどの最低限の付属品は付いているようです。

 

【BUFFALO】LGY-PCIE-MG

 

BUFFALO製の10GbE対応NICがこの「LGY-PCIE-MG」。

 

下記IODATA製「ET10G-PCIE」と定価がまったく一緒だけど(定価:29,916円)、小売価格はこのメーカー製のパッケージ商品が一番安いことが多いです。

 

バルク品は嫌だけど少しでも安い10GbE対応NICが欲しいならこの製品一択になると思います。

 

【IODATA】ET10G-PCIE

 

IODATA製の10GbE対応NICがこの「ET10G-PCIE」。

 

定価が29,916円と上記のBUFFALO製「LGY-PCIE-MG」とまったく一緒だけど、こっちはあまり安売りされることがありません。

 

2ポートあってかつ小売価格が近い上記のintel製「X540-T2」と比べると若干見劣りするのは否めないというか、もうちょい安くして欲しいところです。

 

【ASUS】XG-C100C

 

スイッチングハブ(L2スイッチ)

【NETGEAR】XS708E-100AJS

 

NETGEAR製の10GbE対応スイッチングハブがこの「XS708E-100AJS」。

 

現在発売されている市販のスイッチングハブの中ではかなりの上位機種だと思います。

この製品がもつ主な機能は以下の通りです。

 

  • VLAN
  • QoS
  • オートDoS
  • ループ検知
  • ブロードキャストストームコントロール
  • IGMPスヌーピング
  • レートリミット
  • ポートトランキング
  • ポートミラーリング
  • Jumbo Frame

【IODATA】BSH-10G08

 

IODATA製の10GbE対応スイッチングハブがこの「BSH-10G08」。

 

ポート数が全部で8個&マネージメントポート1つがあり、定価は86,400円。

 

この製品がもつ主な機能は以下の通りです。

  • ループ検知機能
  • ファームウェア自動アップデート機能
  • QoS(帯域制御)機能
  • Webコンソール管理機能

 

個人的にはVLAN機能には対応していないのが残念なポイントかと思います。

 

【エレコム】EHB-UT2A08F

 

エレコム製の10GbE対応スイッチングハブがこの「EHB-UT2A08F」。

 

ポート数は全部で8個、定価は96,984円です。

 

上記リンク先で「ノン・インテリジェント」と称するだけあって、ループ検知、QoS(帯域制御)、VLANといった高度な機能は付いていないスイッチングハブです。

 

ノン・インテリジェントとはいえ通信パケットを全8ポートに送出するいわゆる「馬鹿ハブ」ではないので安心して大丈夫です。

 

NAS(ファイルサーバー)

【QNAP】TS-431X

 

QNAP製の10GbE対応NAS(ファイルサーバー)がこの「TS-431X」。

 

4ベイ構成でRAIDは0,10,5,6のレベルで構築できます。定価はなくオープン価格です。

 

2018年現在、その他のメーカーからは10GbE対応NASは出ていないので10GbE対応NASといったらこの製品一択となります。

 

アクセス回線

NURO光(10Gbps対応可)

 

auひかり(10Gbps対応可)

 

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